
アートのお話を。
レオナール・フジタ
時は20世紀のエコールドパリ・・・
パリで大きく開花したフジタの才能。時代の寵児。
日本での評価とは異なり、
フランスでの彼の絵画に対する評価はとても高く、
大きな名声を確立しました。
閉ざされた日本の洋画壇に対する失望感。
それは同時に
自身が信ずる画風への強い求道心に繋がっていったのではないかとも思います。
フジタの絵画はもちろん洋画の域に入るのでしょうが、
どの枠にも収まりきることのない、
「ボーダレス」のような空気感があります。
そして、どの絵画も気品が感じらます。
フジタはやがて洗礼を受け名をレオナールと改め、
フランスに帰化。
晩年はランスの「平和の聖母礼拝堂」建設に心血を注いでいきます。
私は美術館へは一人で出かけることが多いです。
それは学生の頃からずっと変わらぬ、私のスタイルのようなもの。
自分自身の歩幅とペースで巡り、絵画と一対一で向き合うことができますものね。
絵画の向こうに見える画家の喜びや哀しみ・・・
言葉以上の重さを絵画から受け、
見る側は目や心を奪われるのかもしれません。
さてさて、
今度は映画からおすすめを一つ。
それは、
「ココ・シャネル」シャーリー・マクレーン主演

まさしく、シャネルの創始者ココ・シャネルを描いた作品です。
道を究めることの美しさと強さ、情熱と孤独・・・に
胸熱くなり、素直に心から感動します。
ファッションをはじめ、
デザインとは
実はとても思想的なもののような気がします。
こちらは現在上映されています。
まだご覧になっていない方はぜひ足を運ばれてみては。
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