Tibet...深き祈り【世界の街角からVol.10】

ラテリエデュルバン


今日のブログは、久しぶりに「世界の街角から」のコラム。
リボンから少し離れお届けします。


12月を迎えるといつも心に想う一つの光景があります。

それは、
広く大きな冬空のもと
人々の深い祈りとともに夜通し灯る祈りの灯り。

20代に2年半の年月をチベット・ラサへ留学し、チベット語と伝統絵画を学びました。

愛すべき地、Tibetを語るとき
全ては彼らの仏教への深い信仰に繋がります。

Tibetでは一年を通じ
多くの仏教の祝日があります。
その中で私が最も好きだった日。

チベット暦の10月25日(西暦の12月初旬〜下旬に毎年あたります)は、
チベット最大の仏教宗派ゲルク派の開祖ツォンカパ(1357〜1419)の命日にあたり、
ガンデンガムチュと呼ばれています。

その日、
日が暮れると家々の窓際にはバターランプが灯され、
大勢のチベット人がラサの街の中心に位置するジョカン寺へと向かいます。
凍てつく夜空の下、お寺を囲む巡礼道を溢れんばかりのチベット人が祈りを唱え歩き続けます。

焚かれるサン(お香)の煙は舞うように天へ昇り
祈りの声が響き合う。
信仰の灯火...。

帰り道、見上げると夜空には大きな冬の星座が広がっていました。
標高3650mのラサでは空がとても近い。
(ラサとは、チベット語で"神の地"の意味です)

愛すべきTibetの碧い空、大地、そして人々。
彼らの今、そして行く末を想い、深く祈る12月。
愛と平和を。



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2012年12月25日 

posted by ruban at 13:00 | 世界の街角から