
先日、名古屋ボストン美術館で開催中の「ノリタケデザイン100年の歴史」&「ゴーギャン展」を観てきました。
明治時代創業のノリタケが歴史とともに歩んできたデザインの変遷はまるで一つの絵巻物を見ているかのように、
世界の動きやNeedsに敏感且つ、
柔軟性に富んでいます。
アメリカへ向けた輸出ものの陶器として、ノリタケのデザインは様々なテイストに変化してきました。
アールデコ調、西洋絵画、ウェッジウッド風、そして日本的な花鳥風月・・・、
さらにはインディアンやエジプト的な絵柄etc・・・。

ノリタケのそのステップの軽さは少し意外でもあり、刺激的でもありました。
アメリカと共に歩んできた変遷である限り、そのタフさは必要不可欠だったのかもしれません。
オールドノリタケの魅力とは、
そこに歴史や人の息吹を強く感じることができることも一つにあるのでしょう。
もともとノリタケの陶器が好きな私ですが、さらにもっと好きになりました。
器一つにも歴史や人の想いを感じます。
同時開催の「ゴーギャン展」ももちろん素晴らしかったです。
名古屋近辺にお住まいの方はぜひ足を運ばれてみては。
Art is long . Life is short .
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